ぶらり東京 歩いてみれば
<<メインページへ

柴又を訪ねて

>>柴又の地図を表示する

お天気のいい日に、ぶらっと、柴又を歩いてから、夕方に屋形舟…というのんびりできる散策はいかがでしょう。

寅さんの銅像京成金町線柴又駅は、映画「男はつらいよ」シリーズでおなじみですよね。
駅前に「フーテンの寅」像が建てられました。
この寅さん、妹のさくらさんに別れを告げている時ですので、振り返った姿なのです。
ちょっと哀愁が漂う寅さん…
記念撮影のポイントなのでしょう、よく写真を撮っているところでもあります。
像の正面は、右の顔を見せて振り返っています。斜め反対側から撮ると、柴又駅を背景にして、映画のワンシーンそのもの。忘れずに見てください。

帝釈天参道の入り口
photo by M.Sugano

帝釈天に通じる参道を、のんびり歩きましょうか。 この小さな参道沿いには、名物の草だんごはもちろんのこと、川魚料理店や、漬物・佃煮・煎餅・飴・仏具店など、お店がいっぱいあります。
寅さんのおいちゃん夫婦の草だんご屋を、映画の第1作から、第4作まで撮影した「とらや」、撮影時の休憩や衣装替えで部屋を貸していた「高木屋」など、どこか懐かしいところばかりです。
焼だんごの香ばしいかおり。お客さんを呼びかける声。
特に庚申の日※は、大変な賑わいをみせます。

御前様や、ほうきを持った源ちゃんが現れそうな帝釈天でお参りをすれば、気分はすっかり、さくらさんや、寅さんに。いえ、女性でしたら、マドンナ気分?

帝釈天の門からのぞく 帝釈天の門
趣のある帝釈天の門前を出て左方向に、道の所々にある道案内を辿れば、5、6分で「寅さん記念館」に着きます。
この「寅さん記念館」の正面入り口がおもしろいので、ちょっと目線を上げてみましょうか?なんと、寅さん、看板を取り付けています。いつも履いている雪駄を落としてしまいながらも、懸命に。でも、なにか変です。さて、それは何でしょう?

   

*「庚申の日」とは
帝釈天のご本尊が、江戸時代中期に、一時期行方不明となり、安永8年(1779)春に本堂改修時に、ご本尊を梁上から発見。その日が庚申(かのえさる)にあたり、以降「庚申の日」を縁日と定めました。
日敬上人は自らこの板本尊を背負い、天明の大飢饉・疫病に苦しむ江戸の人々に拝ませて不思議なご利益を授けたということです。
こうして江戸を中心に帝釈天信仰が高まり、「宵庚申」の参詣が盛んになりました。

柴又帝釈天 庚申(縁日)令和5年(2023年)
初庚申 庚申 庚申 庚申 庚申 庚申 納め
1月2日(月) 3月3日(金) 5月2日(火) 7月1日(土) 8月30日(水) 10月29日(日) 12月28日(木)

   

2005-2012 ©All Rights Reserved by Funayado Komatuya